学校法人天真林昌学園は、酒田南高等学校、和順館高等学校、認定こども園天真幼稚園、酒田調理師専門学校を経営する学園です。昭和57年4月1日に、学校法人林昌学園と学校法人天真学園が合併し、「天下和順」の建学の精神のもと、学校法人天真林昌学園を設立いたしました。
私立学校の設立は、高い教育的理想をかかげて作られるものでありますが、本学園の建学の精神の「天下和順」の精神は、平和への祈念であります。そしてその基は、個人の礼譲の心を身につけるところより始まるものであることを教育の基本としようとするものであります。
学校法人天真林昌学園は、その教育機関において卒業した数は、3万有余名に達しているのであります。当地方唯一の私学としての誇りと信念をもって教育に遭進ずる覚悟のもと精進、努力をするものであります。
理事長 齋藤 善明
建学の精神「天下和順」について
この原典は釈迦の国・印度の経文であるが、漢訳され、浄土三部経という経典にあり、「祝聖文」と呼ばれている。わかりやすく和訳すると
「国中、上下のものが和らぎあい、乱れることなく、日蝕・月蝕の異変(凶事のきざしとされていた)生ぜず、その他天体上の災難がない。風や雨は適宜に吹いたり降ったりし、天災や疫病が起きない。国は豊かで国民は安んずることができる。戦争をしたりして武器を用いることがない。
人々は徳をこのうえないものと敬い、仁の道を振興し、つとめて礼儀と謙譲の心を修めている。」
という理想の世界を乞い願うのである。この理想が本学園の創立の精神であり、学園役員、教職員、学生・生徒・園児など学園関係者すべて心をあわせ、なごやかに乱れることなく、いかなる災害や病気にもあわず、人間として理想的な生き方をしよう―、と念願することである。
これを代表して「天下和順」の理想と称し、この理想のもとにわたくしたちは結集しようとするものである。
天真林昌学園 園章
この園章は「結亀甲」と称する紋章である。
元・酒田短期大学、酒田南高等学校、元・酒田保育専門学校の三校を設置する 学校法人 林昌学園 と、元・天真学園高等学校、天真幼稚園、酒田調理師専門学校の三校を設置する 学校法人 天真学園 が一体となり、新たに「天真林昌学園」となったことを表現するとともに、亀甲は末長く栄えることを象徴したものである。